vol.26 住宅の現状と予算計画のアップデート
こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「住宅の現状と予算計画のアップデート」です。
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建築価格が急上昇した現在、
これから家を建てる人が心がけておくべきことは
これまでの価格を基準に考えないこと、
そして、同じ予算で建てるためには、
家のサイズを抑えなければいけないということ、
ではないでしょうか。
では今回は、
これからはどのように家づくりをすべきなのか
考えていきたいと思います。
年収400万円の夫と年収200万円の妻の
共働き世帯が家を建てると仮定して、
世帯年収600万円のご夫婦の場合、
どのように考えたほうがいいのか
述べていきたいと思います。
まず、この世帯の手取り収入を
毎月に換算するとざっと36万円ぐらいになるのですが、
このうち奥さまの収入は
できるだけ多く「貯金」していくことが望ましいと考えています。
なぜなら子どもたちの教育資金、
家の維持管理費用、やがて必要となる増改築資金、
老後資金の積立など、
これから先に向けて準備しておくべき費用が
たくさんあるからです。
そんなわけで、
ご主人さまの収入の範囲内で
実現できる家づくりを行うことが
ベストではないでしょうか。
具体的には、毎月の返済額は
手取り金額の3分の1以内、
つまり、手取りが24万円だとしたら
8万円になりますね。
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✔︎8万円の返済でできる家づくり
では、毎月の返済額8万円では、
どのような家づくりができるのでしょうか?
頭金もなくて、固定金利という選択肢が
もっとも現実的な場合で考えていってみましょう。
この場合、銀行から借りられる金額は、
2850万円前後となります。
その予算の中で、
土地を買い、家を建て、外構工事をし、
諸経費を払わなければならないのですが、
冒頭でお伝えしたように、
家だけで2000万円を超えるのが
当たり前となりつつある今、
土地を買い、家を建てるのは、
なかなか現実的なことではありません。
外構工事と諸経費を合わせると、
ざっと300万円~400万円ほど
かかりますしね。
そんなわけで、
仮にそれぞれの実家に
土地があるとするならば、
ありがたくそれを使わせてもらうことを
まずは検討すべきかもしれません。
とはいえ、どうしてもそれは嫌だ
という方もいるでしょうし、
そもそも、そんな土地がないため
絶対に買わないといけないという方もいるでしょう。
では、そんな方はどうすべきなのか?
この場合、考えるべきことは、
まず家をコンパクトにすることです。
かつ、住むエリアにこだわらないこと、
そして、土地の形や広さ、道路の向きにもこだわらないことです。
さらに、それでも家の予算はオーバーすると思われるので、
車にかけるお金も圧縮したり、
これにプラスして収入を上げる方法を
夫婦で話し合って具体的に考えるといいと思います。
奥さんの収入を増やす方が現実的だとしたら、
家事や育児の分担を変えたり、
ご主人の収入を増やす方が現実的だとしたら、
負荷をかけてもっと働くといった感じで。
これらのことを全て踏まえた上で、
家づくりの予算を計画してもらえたらと思います。
それでは、また次回。