vol.106 資金計画の真意 その2
こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「資金計画の真意 その2」です。
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前回お伝えさせていただいたように、
家づくりではほぼ確実と言っていいほど
理想の家づくりと理想の返済の間に
大きなギャップが生まれます。
そして、そのギャップを埋めるために
まずは土地や家にかける予算を
再考していただいているのですが、
多くの場合、それだけではこのギャップを
完全に埋めることが出来ないため、
このタイミングで
預金・投資・保険の見直しをすることをオススメします。
例えば、銀行から3500万円を
金利1.4%(全期間固定金利)で
借り入れしなければいけない場合、
35年ローンだと
毎月105,458円の返済になりますが、
例えばこれを40年ローンにしてみただけで
95,270円まで返済額がダウンします。
つまり、毎月の負担が約1万円減るため
その分、家計にゆとりが生まれるということですね。
考え方によっては
可能な限り返済を長くし、その約1万円の浮いたお金で
長期積立投資を行っていただくこともいいと思います。
とはいえ、
返済期間を長くするということは、
ローンに縛られる期間が長くなるだけだし、
利息の支払いが増えるだけなので、
ダメじゃないかと思ってしまう方も
決して少なくないかと思います。
ですが、住宅ローンの金利の中には
団体信用生命保険という
掛け捨ての生命保険料が含まれていて、
債務者にもしものことが起こった場合、
住宅ローン返済の義務から解放されるという
大きなメリットが存在しています。
ゆえ、繰上げ返済することによって
返済期間を圧縮していく必要もないという考え方もできます。
かつ、この死亡保証があることを考えると、
現在入っている生命保険を
全て見直してもいいでしょう。
もしものことが起こった場合、
住宅ローン返済という大きな固定費がなくなると共に、
債務者の生活費や車の維持費などもなくなり、
逆に遺族年金が入ってくるため、
たちどころに生活が苦しくなる可能性はほぼゼロに近いからです。
そんなわけで、
借入期間は出来るだけ長くしてもいいし、
かつ、この保証があることから
必要なさそうな生命保険を全て解約し、
これらの余剰資金を全て長期積立投資に回し、
ローンの金利よりも上回る利益を出していくという考え方もあるということを
知ってもらえればと思います。
それでは、また次回。