vol.118 適切な土地面積を知る方法 続編

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「適切な土地面積を知る方法 続編」です。

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自分が建てたい家の1階の面積を
ある程度把握しておくと、
適切な土地面積を導き出しやすいので、
前回からそれを算出するための
質問をさせていただいているのですが、
前回の「玄関周り」と「LDK」に続き、
今回は「水回り」と「収納」、そして「客間」についての
ご質問をしていきたいと思います。


✔️洗面・脱衣・風呂・トイレ

洗面と脱衣については
分けてつくるか?それとも分けずにつくるか?
お子さんに女の子がいるか?と女の子の数、
主に室内干しで考えているか?
それとも室内干しはせず外に干すのか?
あるいは「カンタくん」などの
乾燥機を主に使用するつもりなのか?
これらによって必要な面積が違ってきます。

例えば、女の子が複数いるとしたら割と小さいうちから
小さな洗面台ではものが溢れ出してしまうし、
洗面台を使用する時間も長いため、
朝の混雑した時間帯とっても邪魔だったりします。

ゆえ、通常洗面スペースは1帖なのですが、
女の子が複数いらっしゃる方には、
2帖をオススメさせていただく場合があります。
2帖あれば、棚にも色々と陳列出来るし、
隣に並んで身支度出来ますからね。

洗濯機を置く脱衣室に関しては、
室内干しされる場合は干すスペースのことを考えると
最低でも2帖はあった方がいいし、
全て室内干しという方に至っては
出来れば3帖あった方がいいと思います。

逆に、室内干しの比率が低い方や、
「カンタくん」などの乾燥機を主に使う方なんかは、
2帖もあれば充分だし、
場合によったら洗面も含めて
2帖〜2.5帖あれば充分かもしれません。

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続いてはお風呂です。
お風呂に関してはズバリ2択ですね。
1坪タイプにするか?
それとも1.25坪タイプにするか?です。
1坪=2帖なので、要は2帖でいいのか
それとも2.5帖必要なのかってことですね。

この広さの違いは浴槽ではなく洗い場の広さなので、
洗い場が広い方が良いという方は、
2.5帖タイプを選ばれるといいかもしれませんね。

トイレに関しては
1ヶ所でいいのか?それとも2ヶ所必要なのか?
そして手洗いをどうするのか?で面積が変わってきます。

便器と一体になったタンクについた手洗いでいいという方や、
タンクレスだけどトイレから出たところに洗面をつくる方や、
小さな手洗いがあればいいという方は1帖あれば充分なのに対し、
ホテルやお店のように洒落た手洗いスペースを
トイレ内につくりたい方なんかは1帖では心許ないので、
1.5帖ほど必要かもしれません。

というわけで、以上の内容を参考にしながら
水回りスペースの面積を考えてみてください。



✔️集中型か個別型か

では続いて「収納」について考えていきたいと思います。
収納に関しては集中型がお好みなのか?
それとも個別型がお好みなのか?
でつくり方が違ってきます。

集中型とはいわゆるファミリークローゼットのことで、
要は、全員の衣類や持ち物を
同じ場所で管理するってことですね。
一方で個別型とは
個人個人でそれぞれ衣類や持ち物を管理するために
部屋ごとに収納をつくるということですね。

個別の場合、
4人家族がそれぞれに1帖ずつ収納をつくるとしたら
合計で4帖分収納が必要ということですね。
あるいは、夫婦の収納を
ウォークインクローゼットにしたい場合は、
「子ども達の人数×1帖+W.I.Cの広さ」が
収納に必要な場所ですね。

また、収納に関しては
季節ものや日用品などをどこに置いておくのかも
考えておかないといけないので、
前回の広々としたパントリー収納を
つくっていない方なんかは、
衣類や持ち物収納とは別に
納戸的な収納が必要かもしれません。

なので、自分の家の荷物量と
どうやって管理していくのかを考えつつ、
必要な広さを導き出していただけたらと思います。

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✔️「客間」という保険は必要なのか?

では、最後に客間について考えていきたいと思います。
ズバリ客間に関しては、
平屋の場合は不必要ではないでしょうか。

仮に親御さんが泊まっていく場合でも、
わざわざそのために一つ部屋を用意しなくても
子ども部屋を使ってもらえばそれで済むからです。

それか、そんなシチュエーションになった場合、
親御さんはお互い気を遣わなくていいように
近くのホテルを取る可能性もあります。

そんなわけで、
基本的には必要ないと思っているのですが、
コストがかかったとしても
やっぱり欲しいとお考えの方は、
4.5帖か6帖という広さで
客間をカウントしていただければと思います。

いかがでしたか?
今回もある程度具体的に数字を導き出せたでしょうか?
では、次回は寝室・子ども部屋・書斎などの
個室について考えていきたいと思います。

それでは、また次回。

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